2022年版 プリンターバトル(1):一体どのプリンターを選んだらいいの?編
こんにちは、お久しぶりのホルモンヌです。
2022年も残り少なくなって参りました。今年もプリンターバトルを行って参りました。
さて最近は年賀状を送る方も少なくなって来ているという話をよく聞きます。
一方で、在宅ワークや、自宅学習、受験などでのプリンター需要が高まっているみたい。
今年のプリンターバトルは毎年恒例の年賀状作成の他に、アプリの使い勝手やその他の使い方などの感想もお伝えしていきます。
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もくじ
外観やスペックからどんなひと向けなのか、比較
在宅ワークや学校でのプリント需要、年賀状のプリントなどで、プリンターを買いたいけどいったいどんなものを買ったら良いのかわからない、
という方に向けて、今回は外観やスペックから「選び方」をお伝えしていきます。
簡単なスペック紹介
今回使ったプリンターをご紹介します。
キヤノン TS8630 |
6色インク (染料5色) シアン、マゼンタ、イエロー、グレー、ブラック +顔料ブラック |
4.3型タッチパネル |
給紙トレイ 手前:2トレイ 背面:手差し1枚用 |
QRコードでスマホ接続可能 CDレーベル印刷可能 |
エプソン EP885A |
6色(染料インクのみ) シアン、マゼンタ、イエロー、ライトシアン、ライトマゼンタ、ブラック |
4.3型ワイドタッチパネル |
給紙トレイ 手前:2トレイ 背面:手差し1枚用 |
QRコードでスマホ接続可能 CDレーベル印刷可能 |
ブラザー DCP-J926N |
4色 (染料3色) シアン、マゼンタ、イエロー、+顔料ブラック |
2.7型TFTタッチパネル |
給紙トレイ 手前:2トレイ 背面:手差し1枚用 |
CDレーベル印刷可能 カラーインクなくなっても黒だけ印刷 |
外観比較
ブラザーDCP-J926Nがおしゃれ風になっていました。他の2機種は安定の豆腐風(白いから)
大きさはだいたい3つともほぼ一緒。スタイリッシュさではキヤノン機がちょっと優勢(個人的な意見)かな。
ブラザーは大分マシンぽさが抜けましたね。
リビングにちょんと置くならキヤノン機かエプソン機。仕事部屋や勉強部屋に置くならブラザーかな・・。
インクの種類比較
一番大きな違いは使用するインクの種類かと思います。
染料インクは発色がクリアなので写真向きだけど、水や光に弱いです(紙にインクを染み込ませるので乾きは遅いです。半乾きの状態でプリンターから出てくるので、普通紙なんかをフルでプリントすると紙がよれよれになってたりしますね。)
顔料インクは文字や色をくっきりと写し出します。水にも強いので、レポートやプレゼン資料のプリント向き。(紙にインクを置いているので速く乾きます。)
プリントのスピードは染料インクが速く、顔料インクはちょっと遅め・・というのが通説。
仕事や学校や塾のものを、ばしばしプリントしたい方はブラザーのDCP-J926Nがおすすめです。
インクの値段も4色のみなのでリーズナブル。染料のカラーインクで印刷スピードも速く、安心してどんどんプリントすることが可能。
ちなみにブラックインクは顔料インクなので、文字はくっきり印刷できます。
主に、写真をプリントしたい方は、染料インク6色のエプソン機がおすすめです。
(ちなみにエプソン機は年賀状も光沢紙のハガキを推奨しています。ちょっと高いヤツ。)
オールマイティなのは、染料インクのブラックに、顔料インクのブラック両対応のキヤノン、というところでしょうか。
給紙トレイの紙の向きのわかりやすさ比較
給紙トレイを見ると、3つのプリンターは手前のトレイと手差しトレイがあります。
給紙トレイの問題点は、紙の向き。
この紙の向きを失敗してプリントしちゃうと紙も無駄になっちゃうしインクももったいないしで悲しい気持ちでいっぱいになりません?
給紙トレイの優しさの比較をしてみます
キヤノン |
全面は普通紙のみを入れるので、前面には説明なし、 手差しトレイには説明あり。 |
エプソン |
トレイにアイコンが表示されているけどわかりにくい 液晶モニターで案内してくれます。 |
ブラザー |
用紙のセット方法の説明がトレイにあり。わかりやすいです。 |
キヤノン機とブラザー機にはアナログのわかりやすい説明シールがトレイについていました。
エプソン機は説明シールはついておらず、液晶で詳しく説明する形式でした。
紙を入れる作業がアナログな作業なので、トレイに説明シールが直接あると優しさが染みますね。
プリンターとスマホの接続のしやすさ比較
スマホからのプリントが多いので、プリンター本体とスマホを接続のしやすさはとても重要です
こちらの都合でダイレクト接続をしてみます。(wifi環境がなくてもスマホと接続できるというもの。)
キヤノン |
接続はQRコードを読み取ってとっても簡単 |
エプソン |
タッチパネルで指示に従って行くとQRコードが現れて繋がります。 |
ブラザー |
手動でパスワードを入れますが、老眼だと厳しい(!) |
去年のプリンターバトルでキヤノン機がけっこう接続大変だったような気がしたのですがなんだか簡単になっていて感激しました
一度接続してしまえば、どのメーカーのものも簡単に繋がりますので(iPhoneならAirPrintでオッケーなのでアプリすらいらない!)
とても簡単にプリントで可能です。
本当にスペック通りのスピードでコピーとプリントしてくれるか比較
メーカーページでのプリンターのスペックで、コピーの速さやらプリントの速さやらを謳っているけど、
それって結局メーカー側がそちらの良い条件で測ったやつでしょ?ということで
「よーい、ドン!」でかけっこ計測してみました。
キヤノン |
カラーコピーA4:23.15秒 |
モノクロコピーA4:11.71秒 |
L版の写真印刷:34.52秒 |
エプソン |
カラーコピーA4:18.64秒 |
モノクロコピーA4:10.78秒 |
L版の写真印刷:27.50秒 |
ブラザー |
カラーコピーA4:16.55秒 |
モノクロコピーA4:14.28秒 |
L版の写真印刷:52.08秒 |
カラーコピーではキヤノン機で時間がかかり、
モノクロコピー・L版のプリントではブラザー機が時間を使いました。
エプソンはオール染料なので速いです。
あと、忘れちゃいけないのは、コピーするときエプソンだけ紙のセットが手前ってこと!(他2機種は奥側に紙を配置します)
わたくし自身がずっとキヤノン機を使用しているため、キヤノン機の立ち上がりの遅さに慣れちゃってる感があります・・
まとめ:プリンター、選ぶならどれ?
プリンターを買うぞ!と思ってもいざ機種を選ぶとなるとなかなか悩んでしまうところですけども、
どうでしょう。参考になりましたでしょうか。
とにかくたくさんプリントするから、おしゃれとかどうでもいいのよ、コスパよコスパ!
というならブラザーのプリンターを選んでいただきたい!
しかしブラザーのプリンターってコスパだけじゃなくてきれいにプリントされるのでその辺も安心です。
DCP-J926Nには、自動原稿送り装置がついていて、A4用紙を20枚まで自動でスキャンしてくれたりします。
実用的ですね。
他の2機種にはないアナログ感のある優しさがあります。結局優しさってのはアナログが一番なのよ(謎)
うちには可愛い子どもやペットがいて、もう写真をどんどんプリントしたいのよ、というならエプソンのプリンターで。
薄いマゼンタや薄いシアンインクが肌の色や空の色をきれいにプリントしてくれます。
メーカー独自の文書印刷の技術もありますのでモノクロの文章もきちんとプリントしてくれます。
ただインクの減りの速さが半端ない・・。とにかく減ります。こだわりのプリントってことなのかな。
得意の写真印刷はちょっとコントラストが高めでしたがその辺のお話はまた次回。
オールマイティでアプリの内容にも重点を置きたいというならキヤノンのプリンターで。
プリンターをただプリントするためだけに使わない、楽しむためにも使いたいというならキヤノンです。
ただ立ち上がりが遅い気がするので辛抱強いひと向けかな・・
写真プリントは実物に忠実です。キヤノンの4色インク時代を知ってますが、6色になって本当にきれいになりました。
次回、3つのプリンターで色々プリントしてみた結果をお伝えします。
どうぞお楽しみに!